注文住宅の間取りで失敗しないコツ5選!【初心者にも分かりやすく解説します】

HOUSE

皆さんこんにちは。元住宅営業のyasuです。

今回は注文住宅の間取りで失敗しないコツを、私が業界で働いていた経験をもとに紹介します。


各部屋の配置や動線を考えるのは注文住宅の醍醐味である一方、購入金額も大きいため絶対に失敗したくない!という方も多いのではないでしょうか。

今回紹介する方法は誰でもできる簡単にできて、実際に私がお客様にオススメしていた方法です。
このコツを実践していただくことで、間取りで失敗するリスクを大きく減らすことができます。

これから注文住宅を建てる方はぜひご参考にしてみてください!



なぜ注文住宅の間取りで失敗してしまうのか?【それは経験不足が原因です】


そもそも、なぜ注文住宅の間取りで失敗してしまうのでしょうか。

それは、ほとんどの方が初めて「間取りを検討する」という作業を行うからです。
例えば人生で2回目の家づくりをする方がいたとすると、間取りで失敗する確率は1回目に比べて低くなりそうなことは、なんとなく皆さんもイメージできると思います。

つまり家づくりにおいて「初めて行う作業」で「経験不足」であることが間取りの失敗に繋がっている可能性が高いのです!


また打合せでは図面を見ながら行いますが、図面(2D)が実物(3D) になった時のことをイメージできるかどうかも非常に重要になってきます。

住宅営業マンや設計士は、図面を見ただけで2D→3Dのイメージを頭に思い浮かべることができますが、もちろんこれは経験値があるからです。



と、ここまで不安を煽りましたが、ご安心ください!

今回は、間取りの失敗をしないための「誰でもできる」「比較的簡単な方法」を紹介していきます。

次の記事でご紹介する内容は、私が実際に住宅営業をしていた際にお客さんにオススメしていた方法です。


実際にこの方法をお客さんにも実践してもらった結果、体感ですが9割以上の方は「間取りは満足してます」という感想をいただきました。

それでは紹介をしていきたいと思います!



注文住宅の間取りで失敗しないコツ5選!【誰でも簡単にできます】


前述したとおり、間取りを考えるという「初めての作業」をしていることが間取りの成功/失敗に大きく関わってきます。

つまり、注文住宅を建てる方の「経験不足」を少しでも補うことができれば、失敗するリスクも低くなります

これらを踏まえて、注文住宅で間取りの失敗をしないコツ5選を以下に記載します。

①実例物件を多くみておく(なるべくリアルサイズ)
②マイホームデザイナーを有効活用しよう!
③絶対に自分で間取りを考えない!
④今の家の不満点を細かく把握しておく。
⑤頭の片隅に将来のことを想定しておこう!

誰でも簡単にできるちょっとした工夫で、間取りの失敗リスクを減らすことができます。

それでは、それぞれの解説をしていきます。


●完成現場見学会などに積極的に参加し、実例を多くみておく


当たり前のように見えますが、これが一番大きなポイントです。

物件数を多くみておくことのメリットはたくさんありますが、一番大きなメリットは今まで自分では思いつかなかったような新しいアイディアを取り入れることができる点です。

これは注文住宅あるあるですが、間取りを考えていると「この間取りにしたい!」「この間取りが1番だ!」と
固定観念ができてしまうことがよくあります。

実例物件を見ることによって固定観念が一度なくなりますし、なにより実物を見ることによって実生活をイメージしながら考えることができますので、図面だけをみて打合せを進めるよりも効果的です。


また間取りの打合せと同時進行で完成現場を見ることも、非常にオススメです!

今打ち合わせをしている図面にはどの大きさの窓が入っているのか、廊下の長さは?、動線は?など完成現場で実物を見ながら確認することができますので、完成した後に「こんなはずじゃ…」となるのを防ぐことができます。

もちろん全くおなじ図面の完成現場はありませんが、参考にできる部分はかなり多いです。


ちなみに、場所によっては近くに建築会社の実例現場がないという方もいらっしゃると思いますが、その場合は近くの建売物件の内見をしてみましょう!
(こんな形の内見をオススメすると、建売会社の方からは怒られそうですが…(笑)。もちろんハウスメーカーと契約済みなことは悟られずに見てくださいね。)


ぜひ実例を見てどんな工夫や間取りがあるのか、経験値を多く積んでみてください。


●マイホームデザイナーを有効活用しよう!

こちらもうご存じの方も多いと思いますが、注文住宅を建てる上で必須の最強ツールです。

住宅デザインソフトとして18年連続売上No.1を達成しています。

そんなの聞いたことないという方のために説明をするとマイホームデザイナーというのはPCソフトであり、ソフト上で図面を作成すると3Dで家の中を好きな角度から見ることができるツールです。

ちなみに作成した建物の中を歩いたり、床やクロス・キッチンの色や仕様を変えたりすることも可能で、間取りや仕様を検討するにあたり十分すぎる機能が備わっています。

特徴をまとめると以下の通りです。
①ドラッグとドロップだけで、初心者でも簡単に間取り作成が可能
②実在するメーカーの住宅設備やクロスが多数収録
③図面はボタン一つで3D作成が可能!
④3D画面内をウォークスルーで見ることが可能!
⑤スマホやタブレットのアプリでも3Dを見ることができる



ハウスメーカーとの打合せでも3D図面を渡してくれますが、マイホームデザイナーのいいところは自分で好きなように何度でも検討できることです。


価格はソフト版で16,736円です(amazon)。ちなみにダウンロード版も出ておりますが、ダウンロードに非常に時間を要するなど口コミ評判があまり良くないため、ソフト版をオススメします。16,000円程度かかりますが、間取りの失敗リスクを減らすことができると思えばコスパは十分すぎる思います。

ちなみに私もこちらのマイホームデザイナーを購入し使用したことがありますが、住宅営業新人時代でも十分に使用できましたので、知識のない方でも使用にあたり問題はないかと思います。



またマイホームデザイナーにはPRO仕様(約5~10万円)という、さらに詳細な検討が可能なソフトもありますが、こちらはプロの設計士が斜線検討や日照検討等を行うものであり、購入する際は通常のマイホームデザイナーで十分です。


●絶対に自分で間取りを考えない!

注文住宅の楽しみは間取りを自由に決められることですが、多くの人がやりがちなのが打ち合わせが始まる前から間取りを考えてきてしまうことです。

なんとなくのイメージを持って打ち合わせに入る分には良いのですが、何から何まで決めてしまうと建築会社もその図面をベースに打合せを進めざるを得なくなります。

そして設計士にとって1番やっかいなのは、一度参考の図面を見てしまうと固定観念ができてしまい『他の図面やアイディア』が浮かびにくくなることです。

図面を検討する設計士もその道のプロなので、条件面だけを書き出して、それを担当設計士に伝えてみましょう。 

ただし設計士に伝える条件は、各部屋の大きさや用途、動線の希望、収納の量、キッチンタイプや優先順位などを細かく伝えましょう。

細かく伝える方法が分からないという方もご安心ください。大多数のハウスメーカーでは、打ち合わせに入る前に「間取りのヒアリングシート」が用意されており、細かく希望を伝えられるようになっていますので、そちらを細かく入力してみましょう!



●今住んでいる住宅の不満点や改善したい点をメモしておく

今現在住んでいる住宅の不満点や改善点をメモに残しておきましょう。

これ、忘れがちな方が多いんですよね。

大きな不満点はすぐに思い出せると思いますが、小さな不満点は日常に潜んでいて「不便だな」と思ってもすぐに忘れてしまうケースが多いです。

注文住宅の良いところは、これらの不満がない間取りをオーダーメイドでつくれる点です。

ぜひとも忘れることなく、しっかりと間取りに反映をさせましょう!

●将来的な生活もイメージして間取りを考える

注文住宅で建てる方の年齢層は平均20代後半~30代の方が多いので、あまり将来的なことや老後のことはイメージできないと思います。

ただ多少でいいので頭の片隅で考えておいてください!


例えば1階の間取りで「LDK+和室」にするか「大空間でLDKのみ」とするか迷っていた場合。

ここに将来的な考えを取り入れると、「70歳以降になっても2階にしか寝室がないのはしんどいな…。1階に和室をつくるメリットはそこにもあるな…。」となります。

もちろん将来的にリフォームをすることで解決することも多いのですが、間取りで「どっちにしようかな」と迷った場合には「将来的にはどうだろう」と少し違った視点でアプローチしてみてください!

将来的な考えを取り入れることで、少し違った視点から間取りを決めることができるかもしれません。

注文住宅の間取りの失敗は防ぐことができる!


以上、いかがでしたでしょうか。

今回紹介した間取りで失敗しない方法5選は、どれも簡単な方法で実践ができる方法です!

実際に私が注文住宅の営業をしていた際に実践していた方法であり、この方法を紹介してから間取りの失敗が大幅に減った実績もあります。


ちなみに今回紹介した方法は簡単な方法ですが、ある程度の時間がかかることがデメリットです。

注文住宅って色々とやることが多く、簡単には建てられないんですよね。

今回紹介した間取りの検討以外にも、住宅ローンの申し込み・土地の契約・外構の打合せ・仕様決め…などなど上げるとキリがありませんので、しっかり計画を立てて進めていかないと、間取り検討にとれる時間も少なくなってしまいます。

慌てることなく、しっかり検討できる時間を作ったうえで、今回紹介した方法を実践してみてください。


皆さんが素敵な間取りに住めますように!

それでは!

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