注文住宅の予算の決め方をわかりやすく解説!

皆さんこんにちは。元住宅営業マンのyasuです。
マイホームを購入する際の『予算』を皆さんはどのようにして決めていますか?これから住宅を購入する方は、自分と同じ年収の人がいくら住宅ローンを組んでいるか非常に気になると思います。
そこで今回は、マイホーム予算の決め方や資金計画の立て方について解説していきます。
これからマイホーム購入を計画している方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
注文住宅の予算の決め方を徹底解説!

予算を決めようと思ったら、まず銀行でいくら借り入れができるのかを調べる方が多いと思います。
例えば年収が500万円だったとすると、金利1.5%、35年返済の場合は約4,762万円(概算)の借り入れが可能となります。これは単純計算すると年収の約9.5倍もの金額をローンで組めることになります。
ただし4,762万円はあくまでも『借入できる最大金額』であって、必ずしも『返済できる金額』ではないので注意が必要です。
またよくある話で、住宅予算は年収の〇倍程度が目安という文句があります。
しかし、同じ年収の人でも「年齢」「家族構成」「月々の生活費」などの条件が異なれば、マイホームの金額も変わってきます。つまり他人に流されず、『自分の場合はどうか』を念頭に予算決めすることがポイントとなります。
3つのSTEPで考えてみる!

それではいよいよ予算をどうやって決めれば良いのか解説していきます。
結論から言うと、
【月々の住宅ローン費】=【①月々の収入】−【②月々の支出(家賃は除く)】
の計算でマイホームの予算を導き出していきます。意外と簡単そうに感じるかもしれませんが、将来ローンの支払いで困らないよう、以下のステップで正確に予算金額を出してみて下さい!
【STEP1】月々の支出を把握する
予算を決める一つ目のステップですが、まず現在の月々の支出を把握してみましょう。ちなみに家計簿などを付けられている方は、このステップはクリアしてますので読み飛ばしてもらって結構です。
支出は全体の金額を把握するのではなく、食費や通信費、交際費、水道光熱費などの項目ごとに出してみて下さい。そうすることで住宅を検討し始めてから予算を上げたい!と思ったときに、「ここの支出を見直してみよう」と改善できる点が明確になります。
また後に予算決めの計算を行いますが、支出には月々の貯蓄額も含めておいて下さい。
【STEP2】将来の支出を把握する
今の支出を把握したら、次は将来発生する支出を把握しておきます。住宅ローンは大体の方が35年で組むと思いますので、将来の支出を予想しておくことも重要です。
例えば、今後子供が欲しいと考えていたら教育費用などを把握しておくことが大切です。(教育費用は簡単にネットで検索できます。私立、公立によって費用がかなり変わりますので、以下のサイトでシミュレーションするのがオススメですhttps://www.hokepon.com/smt/special/edu-ex. )
その他にも車は何年ごとに買い替えたい、海外旅行は1年に1回は行きたいなど、金額の大きなものは予め金額を把握しておきましょう。
また忘れがちなのが、戸建ての場合は定期的にメンテナンス費用かかかることです。注文住宅の場合はメーカーごとに保証やメンテナンス費が異なるのでこれらも把握しておいて下さい。
【STEP3】予算を計算する
STEP1と2を踏まえて、予算を計算していきます。月々の収入から支出(貯蓄額を含む)を引いてマイホームの予算を算出します。
【月々の住宅ローン費】=【①月々の収入】−【②月々の支出(家賃は除く)】
仮に今現在、①月30万円の収入②月17万円の支出(家賃は除く) の方は残りの13万円がローンに使うことのできる費用となります。
さらに将来的な支出が増えそうな方は、STEP2で把握した金額を考慮した上で予算設定をしましょう。上記の例の場合は13万円をローンに使うことができますが、仮に将来的に支出が3万円増えそうなことがわかっていれば、余裕をみて月々のローンを10万円に抑えておくべきです。
《おまけ》住宅ローンのボーナス返済はするべき?

また収入にはボーナスもあるかと思います。住宅ローンの返済にはボーナス返済を設定することもできるので、ボーナスによる返済を考えている方も多いのではないでしょうか。
筆者のyasuも住宅営業をしていた際に、よくお客様からボーナス返済をするべきか質問を受けることが多かったのですが、結論から言うと私はボーナス返済はお勧めしません。理由としては会社員のボーナスは会社の業績によって変動する可能性が非常に高いため、ローン返済のあてにしない方が良いと考えるためです。過去にリーマンショックや新型コロナウイルスなどの影響があったように、不可抗力によって業績が下がってしまうこともらありますので注意が必要かと思います。
あくまで筆者の考えですが、ローンを組む際にはボーナス返済は設定せずに、ボーナスをある程度貯めてから繰り上げ返済するなどの方法をオススメします。
まとめ
以上、今回はマイホームの予算の決め方について解説致しました。マイホームは一生に一度の大きな買い物と言われていますので、ぜひこの記事を参考に予算決めをしてみて下さい。
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